「治験マッチング」Mendel.ai

みなさん、こんにちは!!ライターのMです。今回は、治験マッチングサービスの紹介をしたいと思います。

スクラムベンチャーズさんの記事に掲載されていた内容を参考に、「治験とはなんぞや?」という方にも、わかりやすく説明したいと思います。

【補足情報】
AI:いわゆる人工知能のこと。
本サービスでは自然言語処理に活用されているようです。

治験:新薬を世の中に出すために必要な研究の一種。
(=臨床試験)

【サービスについて】
キーワードに書いてある通り、治験とは新薬を世の中に出すために必要な研究の一種です。

治験の流れについて説明いたしますと、まず「これ、薬になるんじゃないか?」と思われる薬の候補が、大学や企業の研究室で発見され、その後の細胞実験や動物実験でその薬の候補である物質の安全性や有効性、作用機序などの詳細が確認されます。

ヒトは多数の細胞で構成されているとはいえ、ヒトとマウスなどの動物では同じ化合物に対する反応が必ずしも一緒とは限りません。ヒトに対しても、安全性・有効性が確認された後に世の中に出されます。

とはいえ、医療用医薬品と言われるものには医師の処方が必要です。こういったデータを得るためには、当然たくさんの患者さんの協力が必要になります。

治験に参加していただくためには、過去の治療歴や併発している疾患などたくさんの審査基準があり、それを満たしていなければいけません

また、全国どの病院でも実施しているわけではありません。例えば対象の患者さんがたくさんいるA病院があるのに、そこでは治験が実施されずお隣のB病院で実施がされており、そこには対象の患者さんがあまりいないという状況もあるかもしれません。

このサービスの紹介ページにも「It takes 15 years before a cutting edge treatment can be prescribed to you by your doctor. 」とあるように、10年以上もの年月をかけて薬は開発されます。そういった不一致が全国的に起これば、なかなか治験が進まず新薬がなかなか出てこないかもしれません。

そのような不一致を解消するのがこのサービス、「Mendel.ai」です。

https://www.youtube.com/watch?v=zRDQUBBz4vc
こちらの動画にもあるように、自分の医療記録(Medical Records)をアップロードすると、自分の疾患に合致した治験情報をAIが探し出して詳細情報を提供してくれるというものです。

医療記録は、患者さん自身もしくは患者さんから許可を得た医師がMendel.aiに登録できるそうです。日本ではそういった個人情報の規制が海外とは大きく違いますので、そこは今後も目が離せなさそうです。

いずれにしても、「自分はこの治験に入れるだろう!」と、特に知識もないままむやみやたらに医療機関に行くのは、誰の得にもなりません。

治験というのは一般的に、既存の治療では効かない患者さんを治す方法を探るものですので、今ある治療が効きそうであればまずはそれを試すべきだと思います。

どんな産業にも、需要と供給の不一致というものはありますが、このサービスは「治験における」需要と供給の不一致を解消できるものとして期待できます。

一人でも多くの患者さんが1日でも早く適切な治療を実施して幸せな人生を送れるように、多くの人がチャレンジしているんですね。

元記事:http://scrum.vc/ja/2017/07/17/scrum-fundingnews2017-0717/
参考:https://www.takeda.co.jp/ct/
AIを活用したがん患者用治験マッチングサービスMendel.ai。https://www.mendel.ai/

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