ソフトウェア屋だからできる?!元サイバーエージェントが手がけるARスマートミラーとは(1)

元サイバーエージェントが手がけるARスマートミラーとは

毎日必ず目にする家具といえば、何を思い浮かべるだろうか。机、窓、テレビ、冷蔵庫、扉、棚などいろいろあるが、この企業は最適なIoT化する家具は鏡(ミラー)と捉えたようだ。IoT時代の新たなプラットフォーマーを目指すNovera(ノベラ)を取材してきた。

今回のインタビュアー
真野 洋弥(ライターネーム:Hiro)
Founder 兼 編集長

HealthTechLabスタートアップインタビュー第1社目の記事です!みなさん、面白かったら拡散してください!
追伸:サムネイルの写真太っててすみません・・・。

 

株式会社Novera
設立 2017年1月27日
事業内容 ARスマートミラー事業 他
代表取締役CEO 遠藤 国忠
2011年に会津大学を卒業し、株式会社サイバーエージェントに新卒入社。
マッチングサービスに企画とエンジニアの両面から携わった後、スマートフォン向けソーシャルゲーム「ミリオンチェイン」のプロデューサー・ディレクター、「ガールフレンド(♪)」のリードプランナーなどを経験。
2016年末に退職。
2017年1月に株式会社Noveraを創業し、代表取締役CEOに就任。
現在29歳。

 

ARスマートミラー って何だ?!

真野:「まずは、スマートミラーとは何なのか?ざっくり教えていただけますか?」

遠藤 国忠氏(以下、遠藤):「スマートミラーは、鏡上にデジタル情報を表示できる鏡のことであり、仕組みはハーフミラーの裏にディスプレイを貼り付けたものになります。我々はセンサー技術を利用した『Howlook』と呼ぶARスマートミラーを開発しており、ARのように鏡に映る自分にデジタル情報を付加する特許も既に申請しております。Howlookは、独立型(高さ約180cmの姿見タイプ)と洗面化粧台などに組み込むインテリア組み込み型があります。」

真野:「なるほど。」

遠藤:「インテリアメーカーさんも、ハウスメーカーさんもスマートミラー自体を作るのは難しくないのですが、ソフト開発やサービス運用が難しいのです。IoTにおいて重要な点はハードウェア・ソフトウェア・サービスの3つだと考えており、例えばスマートミラーはソフトとサービスがしっかりしていないとただの鏡になってしまいます。」

遠藤:「今まで物がインターネットに繋がっていなかった時代はハードウェア単体で十分でしたが、インターネットに繋がってくると、サービス競争になります。そうなると戦い方がインターネットサービスに近くなってきます。ソフトはもちろん、サービスの開発運用の経験の有無、体制の組み方が重要になってくるんです。」

真野:「そこでサイバーエージェントにいた頃の経験が活かせると言うことですね。」

遠藤:「はい。我々はサイバーエージェントに約6年間勤めていて、ゲームのプロデューサーやディレクターなどを経験してきました。そこで培った経験やノウハウが鏡型のデバイス上での競争優位性に繋がると考えています。」

真野:「なるほど。もう少し詳しくHowlookについて教えていただけますか。」

遠藤:「文字通り、Howlookは《あなたがどう見えているか?をデータ管理するスマートミラー》です。見えてるものをほとんど管理することができます。体型や顔のパーツ(3Dでの輪郭など)、皮膚の状態などです。3次元顔認証も搭載されています。」

遠藤:「将来的に体型などから採寸ができると、アパレルECで一番の課題のサイズ問題を解決できます。つまり、家の鏡で自分にフィットしたコーディネートを選ぶことも可能になるわけです。」

真野:「日々の体型も変化しがちですけれども、それも随時アップデートできるということですか?」

遠藤:「はい、そうです。姿見で可能な全身360°スキャンは、約10秒でできます。洗面化粧台に関しては上半身の前面だけになっています。医療的には、上半身のスキャンだけでも日々データを蓄積していることが価値に繋がります。日々データを蓄積していれば、例えば、肌が荒れてるだとか発疹があるなども検出可能になります。上半身の前面のみのデータ取得であれば1、2秒で可能なので、利用者はほとんどいつも通り鏡に向うだけで健康管理できます。」

Howlookコンセプトイメージ
Howlookコンセプトイメージ

 

IoT時代のプラットフォーマー

遠藤:「我々はの目指しているところはサービスプラットフォームです。スマートミラーのソフトウェアをどんどんアップデートして使いやすくしていき、データを蓄積していきます。鏡でとった自身のデータを使って様々なサービスを受けれる世界を描いています。セカンドパーティやサードパーティの方々もデータを利用したサービス開発ができるようにすることも想定しております。」

真野:「では、鏡はあくまで入り口であってプラットフォーム(ソフトウェア)に力を入れて行くと?サードパーティがデータを使いやすくするところに力を入れている?」

遠藤:「はい、そうです。ただ、最初から風呂敷を広げすぎるとどこにも刺さらなくなってしまうので、最初は一番ニーズがあるところから始めようと。Howlookでとれたデータが一番使えるところは、HealthCareだと考えています。そして、我々はあえてAR HealthCareと呼んでいます。」

遠藤:「我々が考えるHealthCareの分野の問題は、3点あります。まず、私も経験していますが、データ取得の習慣化が難しい。毎日体重計に乗ること自体も結構億劫ですし・・・」

真野:「それはそうですね!ウェアラブル付けるのも億劫に感じる人は多いと思います。」

遠藤:「次に、効果がわかりづらい。例えば、体脂肪率2%減りましたと言われても視覚的にどう変わったのかわからない。」

真野:「なるほど。鏡だと視覚的に見える!」

遠藤:「はい。特にダイエットになると、体重を5kg減らす為にとか体脂肪率を3%減らす為に運動しているんじゃないと思うんです。自分の体型がどう変わったかという見た目を気にしているんです。ダイエット法として体重を見ないという人もいるぐらいです。」

遠藤:「そして、効果が見える化されたとして、じゃ顔についた赤い点をとりたいとか、お腹周りをさらに3cm縮めたいとかという時に、気軽に相談できる専門家や医者がいない。データをとることもハードル高いのに、とれたデータも活用しきれてない。このような現状を解決しようというのが我々のHealthCareにおける試みです。」

鏡の前に立つだけで全自動スキャン?!

真野:「実際の使い方はどうなんですか?」

遠藤:「洗面化粧台で考えてもらうと、まずログインが顔認証でパッとできます。その際、無意識のうちに顔のデータを取得し、さらに上半身の体型データも自動で取得します。」

真野:「それは服を着てても問題ないのですか?」

遠藤:「精度を求めたいのであれば、肌を見せる必要はあります。ただ、お風呂上がりにみんな鏡の前に立つと思いますし、顔のデータであれば衣服の有無は関係無いです。」

遠藤:「例えば、肌が赤くなってますだとかお腹周りが3cm増えていますだとかいった時に、鏡上で非同期で専門家にアドバイスをもらうことができる訳です。」

真野:「おぉ。なるほど。」

遠藤:「様々なアプローチがあると思っています。例えば、顔で言えば1つは化粧品会社、2つ目はエステ、最後に医療クリニック・美容クリニック。このような様々な立場の専門家からアドバイスが受けれるようにしようと考えております。場合によっては、こういった相談は無料でできるのではないかと考えています。商品を買ってもらいたいとかクリニックに来院してもらいたいとか集客に繋げられるので。」

遠藤:「利用者がは自分に最適な先生・アドバイザーを選択できるようにしたいです。」

遠藤:「取得できるデータは医療にとても貢献できると考えています。遠隔医療は最近話題ですが、データが揃ってない。データがないので正確な診療行為が行えない。特に皮膚科では、我々が提供するデータと何項目かの質問があれば処方箋が出せたりします。」

この後、デモ機の画像を見せてもらいながら通知の受け方などを教えてもらった。今回はデモ機の画像は公開できないとのことなので、次回は詳しく画像を使い説明したい。

とても興味深い内容なので画像を公開できないのが残念だ。

ここで兼ねてから疑問に抱いていたことを聞いてみた。

「なぜ、鏡に着眼点を置いたのですか?」

 

第2部へ続く→ソフトウェア屋だからできる?!元サイバーエージェントが手がけるAR スマートミラー とは(2)
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【会社概要】
社名    : 株式会社Novera
所在地   : 〒101-0022 東京都千代田区神田練塀町3 富士ソフト秋葉原ビル 12F
代表    : 遠藤 国忠(代表取締役CEO)
設立    : 2017年1月27日
事業内容  : ARスマートミラー事業 他
お問い合わせ: contact@novera.co.jp
URL:https://www.novera.co.jp/
Facebook  :https://www.facebook.com/noverainc/

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