もう歯医者さんは怖くない!!VRを使って楽しく歯科治療

歯医者でVR

今回のインタビュアー
江口 航洋(ライターネーム:Ko)
Co-Founder 兼 ライター
HealthTechLabスタートアップインタビュー第3社目の記事です!面白かったら拡散してください!
株式会社BiPSEE http://www.bipsee.co.jp/
設立 2017年7月
事業内容 歯科医院を対象としたVRを用いた姿勢誘導技術サービス
代表取締役・CEO 松村 雅代
心療内科医。筑波大学卒業後、リクルートを経て、1993年  米国MBA取得。
米国医療系IT企業Skila日本支社代表等を経て、2002年岡山大学医学部編入。
2006年医師国家資格取得。

 

歯医者さん・・・・・
小さい頃に怖い思いをしたことがある人も多いのではないでしょうか。
今回は治療にあたって、患者さんが成功体験を持つことで患者さん自身の癒える力を向上させようと事業展開をしているBiPSEEさんに取材に行ってきました。歯科医領域というと少しニッチじゃないかな?とイメージがあったのですが、実際の市場規模を見てみると結構大きいようです。

歯科医院へのVR活用について

江口:VRを使って、患者さんに成功体験をもたらすとはどういったイメージで実現するのでしょうか?

松村先生:VRを使った姿勢誘導技術を用いて、お子さんが歯科治療を受ける際に、お子さんに無理なく、かつ歯科医師の作業しやすいところで姿勢をキープしてもらうといったイメージをしていただけるとわかりやすいと思います。実際、小児の歯科治療を行う際は本当に見ているのも辛いようなケースもあるんです。不安のあまり抵抗して暴れてしまうと、安全のために子どもを押さえつけて治療をすることもあります。
子どもにとってもトラウマに繋がりかねないですし、治療をする側、受ける側、見守る側それぞれ辛い思いがあると思います。

江口:なかなか残酷ですね。。。。。
確かにVRを使って、映像に釘付けにすることでお子さんが暴れなければ治療も進めやすいですし、お子さんにとっても映像を楽しんでいるうちに治療が終わりそうですね。
一点思ったのですが、お子さんが映像を見る中でキョロキョロして、かえって予測のつかない行動を取るのではないでしょうか?

松村先生:姿勢を維持するという点については、映像をピンポイントで投影することで実現しています。お子さん本人にとっても歯科医師にとっても最適な姿勢からずれてしまうと、映像が欠けてしまいます。お子さんは映像を見たいので、映像が見える位置まで自分で姿勢を調整し、キープします。

江口:なるほど。それなら映像に夢中になっている間に暴れることなく、自然に姿勢を維持できそうですね。

 

ビジネスモデルについて

江口:VRを使ってどういったサービスを歯科医師向けに提供していくかはわかりましたが、収益化などビジネスモデルについてはどのようにお考えでしょうか?

松村先生:最初にターゲットとして考えているのは歯科医院になります。歯科医院には、まず患者数さんが増え収益が増加するといった面で価値提供をしていこうと考えています。実は、お子さんが評価した(気に入った)歯科医院へは、父、母など家族が通うようになるといった傾向があるんです。つまり、子どもの心を掴むということは新患、リピーターの獲得に繋がるんです。

江口:なるほど。歯科医院に対して、治療を乗り越えるにあたってのサポートとしてご利用いただいて、先生と子どもの信頼関係を築く手助けをするようなイメージですね。お子さんとしても上手に治療を受けられて、褒められると嬉しいですよね。

松村先生:はい。さらにコストカットの側面もあるんです。時間的コストと人的コストを最小化することができます。
時間的コストとは、お子さんが泣いたり、暴れたりして10分で終わる治療が20、30分とかかるなどといった状況です。
また、人的コストとは、万一治療困難となった場合にお子さんを抑制する(押さえる)要員として歯科助手を待機させることなどです。VRを見ることでお子さんが上手に治療を受けることが出来れば、上記2つのコストを最小化できます。

実際の利用シーン


実際の利用シーン

松村先生:次に収益化についてですが、コンテンツや機材の利用料で収益を上げようと考えています。機材のレンタル費用や購入費用、使用するにあたってのコンテンツ利用料などです。

江口:なるほど。

松村先生:またVRプレパレーションサービスとあわせてBiPSEEクラブ(仮)というサービスの提供も考えています。こちらは、VRプレパレーションを使っていただく方々の研究会というイメージです。姿勢誘導技術を用いたこのサービスに対して価値を感じてくださる先生方に対して、知見やノウハウを提供したり、先生同士でも知見の共有などを行っていく場にしていきたいと考えています。
例えば、私の専門分野である心身医学の観点から、子どもへのアプローチについての助言をしたりなどして、独自性を出していきます。

江口:なるほど。医師という強みを活かして差別化を図っていくというわけですね。そこでは会員費みたいな形で課金していくといったイメージでしょうか。

松村先生:いえ、BiPSEEクラブについては会員費のような課金は考えておりません。VRプレパレーションをご活用いただく皆様をグループとして繋げ、様々な知見を共有する場を設けることで弊社のサービスを利用するメリットを最大化していきます。

真野:BiPSEEクラブでVRプレパレーションとあわせての歯科医師向けの開業支援やブランドコンサルをやられたりするというわけではないんですね。

松村先生:弊社独自でとなると色々と多岐に渡り過ぎてしまうので、、、、
今後開業支援サービスとのコラボレーションはありえるかもしれません。

そして、コンテンツ面については・・・・・・・・・・・

 

次回第2部では、コンテンツについての画策、今後の展望、このビジネスを通じて医療業界にどうした変革をもたらしていこうとお考えなのかについてのインタビューをまとめたいと考えています。

 

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