内視鏡をのむ ?! おじいちゃんの挑戦

取材班は、琵琶湖のほとりJR瀬田駅からバスに乗った。

うっそうとした木々を抜け、たどり着いたそこにあるのは龍谷大学

その一角に、RECホールというインキュベーション施設が存在する。

※REC(Ryukoku Extension Center)

地域の人々への学びの場を提供する公開講座と中小企業やベンチャー企業の技術・研究開発を支援する産学連携事業の拠点。

引用:http://www.ryukoku.ac.jp/seta.html

そこに入居している研究室の1つに、彼はいた。彼の名は、大塚 尚武(おおつか なおたけ)氏。

龍谷大学の名誉教授 株式会社ミュー代表取締役である。

 

先日、CHALLENGE CUP JAPAN 2017西日本予選において優勝を飾ったそんな彼に今回、当メディアは取材の機会を得た。

ちなみに、米国で開催されるグローバル・ファイナルは、2017年11月13日〜17日にニューヨークで開催されるため、彼は渡米の準備中である。

 

 

何はともあれ、まずは以下の動画を見て欲しい。

株式会社ミューが手がける製品、MiniMermaidがわかりやすく紹介されている。

 

ご覧いただけたであろうか。

6年前のものと古い映像ではあるが、製品のことは十分伝わったのではなかろうか。

現在、電磁石装置はこのような姿になっている。まるでMRIのようだ。

 

 

ただ、どうだろうか。

カプセル内視鏡はすでに普及しているのでは?と思った読者も少なくないのではないだろうか。

 


 

1回で済むなら、1回で済ませたいもの。苦しくないなら、それが良い。

 

彼はこう語る。

 

大塚 尚武(以下、大塚):現在のカプセル内視鏡では、サイズが小さいがゆえにそれに伴って内蔵されているバッテリーの容量も小さいため、撮影のためのフラッシュやデータ送信に十分なエネルギーを供給できなかったり、本当に見たい部分を撮影できなかったりといった問題があるんです。

 

ライターM(以下、M):上部消化管検査の内視鏡で言うと、口もしくは鼻から管を通して苦痛を伴いながら正確な検査ができるのを選ぶか、苦痛は伴わないけれど見たい部位を撮影できなくなるのを選ぶか、どちらかしかないんですね。

参考:http://www.onaka-kenko.com/endoscopy/inspection/

口ではなくて鼻から通すようになって苦痛は大幅に軽減されたと言われていますが、鼻からでも気持ち悪いですよね。まだ内視鏡検査を受けたことがないので私自身は分からないのですが、内視鏡が嫌で検査に行かないなんて話も聞いたことがあります。

 

大塚:そうなんです。さらに、通常だと上部消化管(口から)・下部消化管(肛門から)と複数回に分けて検査を受けないといけないわけですが、この技術が実用化すれば一回の検査で胃から大腸まですべての検査が行えるわけです。

 

 

M:すごいですね。さらには苦痛もないと。

胃の中で動いている時や、肛門から出てくるときって痛くないんですか?

 

大塚:はい、私も最初はそう思ってたんですがね。これが全く痛くなくて。

出てくる時は、便の中に埋まっているので痛くないです。私は気づきすらしませんでした。

(お食事中の方おられましたら、失礼致しました。)

 

M:そうなんですね。それは素晴らしい。

 

大塚:これまで複数回受けなければいけなかった検査が1回で済むわけですから、当然医療費も抑えることができるのではないでしょうか。

 


 

医療費抑制についての参考記事として、こちらもご覧いただきい。

膨らむ医療費の抑制とICTの活用について

ICTの活用は、確かに“流行り”ではあるのだが、複数回受けなければいけない検査を1回で完了してしまうことも、医療費の抑制につながるのではなかろうか。

 


 

大塚:それで、これは医療機器なので、認可を得る必要があります。

今はそれに向けて頑張っています。

 

M:会社を起こされたきっかけはどんなことだったんでしょうか。

 

大塚:私は、大学教員になる前は民間企業に務めておりました。大学だと好きなことができるのですが、民間企業だとそうはいかない。

大学に移ってからは、やりたいと思った研究を片っ端からやってきました。

その中で、面白いと思え、実用化に近く、世の中の役に立つものを作ろうと思い、起業しました。

 

M:従来の内視鏡であれば、そのまま生検を行ったり腫瘍を摘出したりすることができると思うのですが、それはできないというデメリットもカプセル内視鏡にはありますよね。

 

大塚:はい。今の技術ではこの大きさでは難しいですが、将来的にはできるのではないかとも思っています。

 

M:なるほど。実際、認可を得るまでにどれくらいの資金が必要なのでしょうか。また、資金調達についてのお話も伺えますでしょうか。

 

次回に続く・・・

 

次回予告:泳ぐ内視鏡で資金調達(11月下旬公開予定)

今回のライター
M
Co-Founder 兼 ライター

 

 

 

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国がんとNECが内視鏡診断にAI、正診率は98.8%

 

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